船しごと、海しごと。

二訂版

商船高専キャリア教育研究会 編

本書は、船の仕事について知りたい、やってみたいという欲求に応える本です。船や海にまつわる話を、そして、「海を舞台に船舶職員として働く」ための道筋を系統立てて示してあります。
[2021年4月、2版発行]

書籍データ

発行年月 2018年5月
判型 A5
ページ数 232ページ
定価 2,420円(税込)
ISBNコード 978-4-303-11531-9

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目次

第1講 「仕事」って何だろう?
 何のために「仕事」をするの?
 自分に合った「仕事」を探そう

第2講 人びとの暮らしを育む海と船
 地球:「水の惑星」
 なぜ、船が昔から使われ、世界一大きな乗り物になったのか?
 船で広がった世界、船は何を運んで来たのか?
 現代の船は何を運んでいる、どんな船か?

第3講 船乗りの魅力
 激減した日本人船員
 船内組織と船を動かす人びと
 船乗りの魅力

第4講 船舶職員になるための方法
 船舶職員になるために
 船舶職員養成施設の概要
 海技資格の概要
 海技試験の勉強方法

第5講 航海士・船長の仕事
 航海士・船長の仕事場
 外航船の航海士・船長の一日
 内航船の航海士・船長の一日
 特殊船の航海士・船長の一日

第6講 機関士・機関長の仕事
 機関士・機関長の仕事場
 外航船の機関士・機関長の一日
 内航船の機関士・機関長の一日
 先輩からのアドバイス

第7講 海運会社の陸上での仕事
 陸上勤務
 海運会社の陸上業務
 船舶管理会社
 マンニング会社

第8講 港湾での仕事
 港湾
 物流・運輸関係の仕事

第9講 造船所での仕事
 新造船部門
 修繕船部門
 エネルギープラント製造部門
 舶用エンジン部門・舶用機器部門
 海洋構造物部門・橋梁部門

第10講 エンジニアの仕事
 オールラウンド・エンジニア
 不況知らず
 先輩の仕事ぶり
 宇宙船地球号

第11講 公務員の仕事
 公務員とは
 海・船・港に関連した公務員の仕事
 公務員になるには

第12講 より専門的な勉強をするために
 卒業研究などでもっと勉強したいとき
 高専本科卒業後さらに学ぶ道は

第13講 海運政策と法制度
 資源問題
 国際競争力
 海の安全
 海洋政策

第14講 戦後日本経済の歩みと外航海運
 戦後復興期の日本海運
 高度経済成長と外航海運業界の統合再編
 オイルショックと低成長経済のはじまり
 バブル期の海運市況復活と「大手3社体制」の構築
 日本外航海運の現況

第15講 外航海運の労働条件
 外航船舶職員のキャリアパス
 給与・手当
 休日・休暇
 災害補償と船員保険
 安全管理の基準となる労働協約
 外国人とともに働く職場としての外航船

第16講 内航海運の労働条件
 入社初年度の給与・手当
 昇進昇格後の給与月額と平均年収(貨物船の場合)
 休日・休暇
 船員の労働組合

第17講 外航海運会社の業界研究
 大手海運会社
 準大手海運会社

第18講 内航海運会社の業界研究
 専用船運航に特化した会社
 フェリー・旅客運送会社
 外航海運会社の系列会社

第19講 就職活動に必要なマナー
 会社説明会でのマナー
 面接でのマナー
 OB訪問におけるマナー

第20講 就職活動に必要な文章表現
 お礼の手紙を書く
 履歴書を書く
 自己PRの書きかた

先輩からのメッセージ
 経験に勝る知識なし
 難しい道をやさしい心で通る
 船員への道
 弓削商船から銀行員、そして船乗りへ
 外国航路の船乗り
 海事技術専門官になりませんか
 外航船の航海士として
 100年の海をゆく
 プラスマイナスちょっとプラスなLife at Sea!
 三級水先人という道
 商船高専を卒業し、今ここに至る
 海をキャンパスに若人を育む

コラム
 船を動かす人びと―船員、海員、船舶職員の違い―
 商船の1日の燃料消費量はどのくらい?
 船に乗る愉しみ―自然と異文化に触れながら仕事をする幸せ―
 商船学科ってどんなところ?
 公務員の給与は誰が決めるの?
 公務員試験の情報を得るには?
 高専の在籍学生総数は約5万9000人
 便宜置籍の類型
 高専はプロフェッショナルを育成します 
 全日本船舶職員協会(全船協)の歴史と活動
 高専制度創設の背景と概要
 高専商船学科の卒業生は三級海技士の筆記試験が免除されます

学校紹介
 鳥羽商専高等専門学校
 大島商船高等専門学校
 広島商船高等専門学校
 弓削商船高等専門学校
 富山高等専門学校
 商船学科がある高専はクラブ活動も活発です
 商船学科がある高専はここにあります

その他

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