<マリタイムカレッジシリーズ>

1・2級海技士 はじめての英語指南書

商船高専キャリア教育研究会 編

CHAPTER 1と2では、実際に海技士試験で出題された問題(航海20問、機関20問)を用いて、英文法や語彙、専門用語を解説。CHAPTER 3と4では、高度な専門性を身につけるために、外航船員の業務で使用される書類や国際条約から重要な文章を選定し、掲載。ネイティブスピーカによるリスニング音声をHPからダウンロードできる。

書籍データ

発行年月 2015年8月
判型 A4
ページ数 208ページ
定価 本体2,700円+税
ISBNコード 978-4-303-23347-1

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概要

 本書のCHAPTER 1と2では、実際に出題された問題を用いて、英文法や語彙、専門用語の解説をしました。航海20問、機関20問、計40問の問題が収められています。難解な専門用語の意味がスムーズに理解でき、長文読解のコツがわかり、各自で学習を進められるように3つのステップを用意しました。STEP 1では、自分で、英文の仕組みを考えて、意味のまとまりをつかんでください。STEP 2では、語彙の解説を読みながら、STEP 1で理解した英文の仕組みや意味のまとまりを確認してください。そして、部分訳や全文訳を書き込んでください。STEP 3では、音読しながら、スラッシュや主語・述語動詞を意識してください。読めるようになると、語の定着も早くなります。学習の進度を確かめるために、各ステップが終了したら、チェックボックスに印をつけてください。Unit毎に、専門用語の語彙を増やすために単語リストを掲げ、学習者が意味を書き込むようにしました。また、専門知識を深めるとともに正しく理解するために、重要な内容や専門性の高い内容については、Unitの最後に、図解説明を掲載しました。日本語でしっかり内容把握すれば、専門知識がわかり、英文を深く理解するのに有効です。
 CHAPTER 3と4では、高度な専門性を身につけるために、外航船員の業務で使用される書類や国際条約から重要な文章を選定し、掲載しました。どちらもCHAPTER 1と2と同様に主語や述語動詞の区別、スラッシュが記載されています。はじめて見る文書が多いと思いますが、これらをしっかりマスターすれば、これから受験する海技士試験、その後のさまざまな状況のもとで英語で書かれた文書を理解しなければならないときに、あせることなく品詞、ときにはスラッシュを意識し、その文書中のキーワードを調べることで、内容が把握できると思います。本書で学んだ方法がその一助になれば幸いです。そのために、CHAPTER 3と4ではあえて解説や和訳を付けず、単語の意味の記載も最小限としました。
 また、航海士・機関士は同じ船で生活を共にし、互いに協力しながら船舶運航に取り組んでいます。互いの仕事内容を理解することが、円滑な船舶運航につながります。航海士(航海の勉強をしている学生)の方はCHAPTER 4を、機関士(機関の勉強をしている学生)の方はCHAPTER 3に、ぜひともチャレンジしてください。各Unitのタイトルを見て興味のある内容を読んでみてください。どちらも同様に品詞の区別・スラッシュが記載されていますので、わからない語を辞書で調べながら取り組めば、きっと読み進めることができると思います。学習者が、高度な専門性を要求される英文に挑戦することを期待しています。図解説明があるので、自ら理解するのに役に立つはずです。
 また、外航船は多国籍の船員で運航されており、船内でスムーズにコミュニケーションをとるには、正しい英語の発音を身につけることが基本になります。本書に出てくる英文や単語については、ネイティブスピーカによるリスニング音声を収録し、ホームページに掲載しました(http://www.kaibundo.jp/sinan.htm)。各自のスマートフォンやタブレット、パソコンにダウンロードし、いつでもどこでも繰り返し聞くことにより、正しい英語の発音が身につけられるようにしました。
 2級および1級海技士国家試験に挑戦される学習者のみなさんが、本書を十分に活用して英語の基礎知識や船舶運航の専門知識を身につけ、外航船員・内航船員として活躍されることを願っています。(「はじめに」より抜粋)

目次

CHAPTER 1 海技士問題 航海
 Unit 1 航海当直1
 Unit 2 航海当直2
 Unit 3 航行の安全 自動操舵の使用
 Unit 4 海上労働 年少船員
 Unit 5 船員の訓練1
 Unit 6 船員の訓練2
 Unit 7 船員の資格証明
 Unit 8 沿岸航海に従事する船員の要件
 Unit 9 遭難信号
 Unit 10 海難救助と責任
 Unit 11 海難救助捜索1
 Unit 12 海難救助捜索2
 Unit 13 救命いかだ
 Unit 14 積荷に対する責任
 Unit 15 海難救助と積荷の避難
 Unit 16 積荷の注意事項
 Unit 17 カーゴタンクの原油洗浄
 Unit 18 バラスト水
 Unit 19 船員の保護設備
 Unit 20 条約の適用

CHAPTER 2 海技士問題 機関
 Unit 21 主機空気制御
 Unit 22 カム・カム軸
 Unit 23 排気弁
 Unit 24 ターボチャージャー
 Unit 25 給水処理
 Unit 26 ボイラ給水ポンプ
 Unit 27 軸心調整
 Unit 28 プロペラ軸
 Unit 29 冷凍機
 Unit 30 LO清浄系統
 Unit 31 メカニカルシール
 Unit 32 発電機
 Unit 33 単相と三相
 Unit 34 サーキットブレーカー
 Unit 35 ダイオード
 Unit 36 排ガス規制
 Unit 37 主機の据付け
 Unit 38 高温腐食
 Unit 39 ピストン
 Unit 40 スラッジ処理

CHAPTER 3 専門英語 航海
 Unit 41 操縦性能の基礎
 Unit 42 当直に関する基準
 Unit 43 航行の安全
 Unit 44 捜索パターン
 Unit 45 船位通報制度
 Unit 46 運航に伴う油の排出規制
 Unit 47 調整の許容範囲

CHAPTER 4 専門英語 機関
 Unit 48 調整の許容範囲
 Unit 49 非破壊試験
 Unit 50 ダイオード
 Unit 51 ターボチャージャーのサージング
 Unit 52 ピストンクラウンの損傷(バナジウムアタック)
 Unit 53 ピストンクラウンの焼損
 Unit 54 船尾管軸受の損傷

コラム1 述語動詞の見つけ方
コラム2 助動詞
コラム3 前置詞1
コラム4 前置詞2 ofの訳し方
コラム5 前置詞3 熟語について
コラム6 接続詞andの用法について
コラム7 thatの用法について
コラム8 接続詞のthatと関係代名詞のthatの見分け方
コラム9 関係代名詞thatの使い方
コラム10 so~thatとso thatの使い方

プロフィール

<CHAPTER 1、3>
長山昌子(富山高等専門学校)
勝島隆史(富山高等専門学校)
岸 拓真(広島商船高等専門学校)

<CHAPTER 2、4>
長山昌子
経田僚昭(富山高等専門学校)
篠島司郎(富山高等専門学校)

<コラム>
橋爪仙彦(鳥羽商船高等専門学校)
野口 隆(弓削商船高等専門学校)

<イラスト制作>
前畑航平(大島商船高等専門学校)

<編集幹事>
勝島隆史
経田僚昭