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モーフィング入門
―DOS/Vで体験するCGマジック― (ソフト付) 【Win98以降では動作未確認です。ご注意ください】 S.アンダーソン 著/酒井啓(日本IBM)訳 B5・272頁・3,107円/ISBN4-303-73180-3 初版1994年12月発行 |
| 概 要 | |
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本書は“Morphing Magic”を翻訳したものである。著者のスコット・アンダーソンはアニメーションソフトウェアFantavision(ファンタビジョン)の開発者であるが、この Fantavisionは日本でも発売されているので、その名前を聞いたことのある人、使っている(あるいは使っていた)人も読者の中にいることだろう。そうした著者の経験が随所で活かされていることが、本書を読めばおわかりいただけると思う。 本書の位置づけは、IBM PC互換機ユーザーを対象にしたモーフィングの入門書ということになるだろうが、単に「自分のパソコンでモーフィングをやってみよう」というだけにとどまっていない。大まかな構成は次のようになっている。 第1章「モーフィングはアニメーターを救う」では、トウィーニングとモーフィングという2つのアニメーションテクニックの概念を解説している。この2つのテクニックが、本書の主要な柱になっている。 第2章「モーフィングは学校へ行く」では、著者の作ったFantavisionムービーを使って、アニメーションが生物学、物理学、数学、化学、地理などの教育の現場で、あるいは研究成果の発表でいかに有用なものであるかをデモンストレーションしている。 第3章「デザインにおけるトウィーニングとモーフィング」では、太古の昔からの美術の歴史を振り返り、現在モーフィングと呼ばれているものが、いつからどのように使われてきたかを概観している。おそらく、モーフィングを含むアニメーションの萌芽がそんな昔から見られることに驚く人もいるのではないだろうか。 続いて、第4章「写真のモーフィングとワープ」、第5章「動きのあるモーフィング」では、本書についてくるフロッピーディスクのプログラムを使って、実際にイメージをワープしたりクロスディゾルブしたりモーフしたりする。そして、誰でも簡単にアニメーションが作成できるようになっている。 そして、第6章「映画における特殊効果とモーフィング」では、18世紀における黎明期からの映画の歴史を振り返り、モーフィングやトウィーニング、ワープ、フェイド、ディゾルブ、といった現在の映画で使われている特殊効果がどのように産み出されていったかを概観する。また、ウィローやアビス、ターミネーター2などの、私たちにとってまだなじみのある映画で使われた、コンピュータによるモーフィングについて紹介している。 実に縦横無尽である。モーフィングの世界はそんなにも広大なのだとの思いを抱くことだろう。それに加えて、モーフィングの基になっている数学を知りたい人、プログラムをあれこれいじってみたい人にも、十分便宜が図られているのである。まさに至れり尽くせりである。原書が出たのは1993年2月であり、多くのモーフィングソフトウェアが発売され、映画やテレビコマーシャルでモーフィングによる効果を頻繁に目にするようになってきたいまでは、ややインパクトに欠けるところがあるかも知れないが、それでもまだ十分にモーフィングを楽しむことができるだろう。(「訳者まえがき」より) | |
| 目 次 | |
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第1章 モーフィングはアニメーターを救う
1.1 誰にアニメーションソフトウェアが必要なのか? 1.2 ペインティングとドローイング 1.3 アニメーションプログラム 1.4 トウィーニングとは? 1.5 そのいいところは? 1.6 モーフィングとは? 1.7 あなたはそのすべてを持てない 第2章 モーフィングは学校へ行く 2.1 Fantavisionについて 第3章 デザインにおけるトウィーニングとモーフィング 3.1 簡単な歴史の時間 3.2 コンピュータ時代のモーフィング 3.3 コンピュータドロープログラムにおけるモーフィング 3.4 プログラマー専用:ブレンドプログラム 第4章 写真のモーフィングとワープ 4.1 PC上の画像 4.2 イメージのワープ 4.3 プログラマー専用:ワーププログラム 4.4 イメージのディゾルブ 4.5 プログラマー専用:ディゾルブプログラム 4.6 ターゲットイメージへのモーフィング 4.7 プログラマー専用:モーフプログラム 第5章 動きのあるモーフィング 5.1 シーケンスを生成する 5.2 シーケンスをワープする 5.3 シーケンスをロードする 5.4 プログラマー専用:ロードプログラム 5.5 シーケンスをクロスディゾルブする 5.6 シーケンスをフィックスする 5.7 シーケンスをモーフする 第6章 映画における特殊効果とモーフィング 6.1 始まり 6.2 ジョルジュ・メリエス 6.3 ジェームズ・スチュアート・ブラックトン 6.4 エミール・コール 6.5 ウィンザー・マッケイ 6.6 コンピュータ時代以前 6.7 テレビの時代 6.8 ロン・ハワード:“ウィロー” 6.9 スティーブン・スピルバーグ:“インディ・ジョーンズ 最後の聖戦” 6.10 ジェームズ・キャメロン:“アビス” 6.11 “ターミネーター2” 6.12 他の作品 6.13 エピローグ |
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