Win3D
―超軽快3次元ドローイング―
(Windows用ソフト付)
【Win98以降では動作未確認です。ご注意ください】

L・アンメラール 著
岡島正夫(メディアポート)訳

A5・168頁・3,107円/ISBN4-303-73170-6
初版1996年1月発行

 概 要
「3次元」と聞いただけで、何かひどく難しそうな印象を受けて、しり込みしてしまう人が少なくないようです。けれどもよく考えてみれば、私たちが生活している現実の世界にあるものは、すべて3次元の「かたち」をしているわけですから、むしろ感覚的には「2次元」の世界のほうが、「特殊なもの」のはずです。「3次元」を私たちから遠ざけているのは、「3次元の世界」ではなくて、「3次元のモデル作り」にその原因がありそうです。

コンピュータのハードとソフトが低価格で購入できるようになり、パソコンが「家電」感覚で扱われるようになったとはいえ、コンピュータによる「3次元」に本格的に取り組むには、まだまだ高価な機材を揃えたり、特殊な操作方法をマスターしたりしなければならないのも事実です。「コンピュータといえばすなわちパソコン」というのが常識となった今日、Windowsの圧倒的な普及によって、誰もが気軽に扱える、いわゆる「軽さ」が「売り」となりました。コンピュータの価値が「重・厚・長・大」から「軽・薄・短・小」へと大きく転換したのです。従来のアプリケーション・プログラムは、それ自身一つの閉じた世界でした。ユーザーのあらゆる希望に応えようとした結果、開発の歴史はそのまま肥大化の道でもあったわけです。

ところが、Windowsの登場で、すべてのアプリケーション・プログラムが「同じ土俵」に乗り、「共通の言葉」を持ったことで、ユーザーが自分のしたいことに合わせて、各々の「良いところ取り」ができるようになりました。そのことによって、一つのアプリケーション・プログラムが「あれもこれもできる」という「重いソフト」から、「あることだけができる」という「軽いソフト」へと評価の基準が移りはじめています。究極的には「写真のようなリアルな3次元」を目指すにしても、なにもいきなり高いハードルからはじめなくてもよくなったのです。

「3次元」を「楽しく気軽にはじめる」こと、そのためには、高価な機材も難しい理屈もいらない「軽いソフト」、これが肝心です。

本書で紹介するWin3Dをマスターするのに、多くの時間は必要ありません。もちろん、3次元の図学的知識も、プログラム技術もまったくない方でも、十分「3次元」の楽しさを味わうことができます。必要なのは、Windowsのパソコンと本書、あとはこの「まえがき」を読んでいる、そう、あなたです。(「訳者まえがき」より)
 
 目 次
第1章 はじめに
     動作環境
     インストール
     座標と座標軸
     Win3Dでできること
     表示モード
     HPGLファイル
     DXFファイル(AutoCADで読み込む)

第2章 メニュー:クイック・ツアー(早わかり)
     点を一つ一つ選択(または選択解除)する
     いくつかの(複数の)点を選択(または選択解除)する
     グリッド・ボックス・モード
     線を描く
     面の塗り潰し
     視点の変更
     頂点の移動による立体図形の変形
     オンラインヘルプ

第3章 点の選択とグループ
     図形グループの結合(組み合わせ)
     グループ番号の変更
     図形の移動
     ラジオボタン[Copy]を使う
     別の方法による図形選択と解除
     ズーム・インとズーム・アウト(画面の拡大と縮小)
     図形削除と取り消し(Undo)コマンド
     図形のストレッチ

第4章 簡単な図形の作成
     面の貼り付け
     回転について
     回転とコピー
     方位表示と面の選択
     面の回転

第5章 回転体図形
     ファイル形式
     辺の表示と非表示
     面に穴を開ける
     円筒状の穴

第6章 図形の統合と鏡像
     頂点の重複
     図形を一つにする(図形の統合)
     重複する部分の辺を非表示にする
     図形の反射(鏡面複写)
     図形を読み込む
     鏡面複写による対称図形の作成
     もう一つ別の方法

付録A リファレンス
     操作モード
     新規に点を作成(定義)する
     点を選択する
     面図形を作る
     視点
     図形の保存
     移動(Move)、複写(Copy)、スウィープ(Sweep)
     図形のストレッチと鏡面複写
     図形の回転、円、回転体
     図形の挿入
     HPGLとDXFファイル
     面図形の向き(オモテとウラ)
     頂点の座標値と頂点番号を表示する
     ズーム(図形表示の拡大)
     ストックオブジェクト(基本図形)
     図形のプリンタ出力
     特定の点を指定する
     図形のグループ
     操作の取り消し(Undo)
     辺を非表示にする
     図形に穴を開ける
     図形を一つにまとめる
     さらに詳しく知るために

付録B 3Dプログラム
     プログラム開発の経緯
     多面体
     図形作成プログラム1
     図形作成プログラム2

付録C 訳者による補足説明
     操作方法1
     操作方法2
     操作方法3
     TORUSの作成手順
     HOLLOWの作成手順
     SEMISPHの作成手順
     FUNCの作成手順
     TCYLの作成手順
     SCRTHRの作成手順
     CURVE3の作成手順
     CABLEの作成手順
     PIFファイルの作り方
     PIFファイルをWindowsのアイコンに登録する


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