コンピュータ会計と経営分析の理論

坂本眞一郎(県立宮城大学事業構想学部教授)著
A5・232頁・定価(本体2,800円+税)
ISBN4-303-66200-3
初版2000年4月発行

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 概 要
経済のグローバル化や情報化の進展にともない、現代企業は大きく変貌を遂げている。企業の経営管理者や外部の利害関係者は、このような状況において、企業業績をいかなる方法で測定し、評価していくかが重要な課題であるとともに、新たな経営システムへの変革が求められている。このような場合、企業の財務データを分析するための簿記・会計に関する知識や、会計処理をコンピュータ化するために前提となるコンピュータに関する知識および導入方法などについての知識が必要となってくる。

このような観点から、本書では、1.企業をどのような手法を用いて総合的に評価すればよいのか、2.企業の会計情報を様々な角度から分析するための経営分析手法の検討、さらに、3.コンピュータ会計の必要性や導入するにあたっての環境および情報機器の種類などの諸点について、コンピュータ会計と経営分析といった2つの側面から考察を行った。

第I部「コンピュータ会計概論」は、会計業務がコンピュータ化されつつある現時点でのコンピュータ会計システムの導入プロセスについて説明を行った上で、コンピュータ会計ソフトの導入処理方法を具体的な事例を用いて説明した。

第U部「経営分析総論と会計情報」では、企業の経営分析を行う場合の基礎的考察として、経営分析とは何か、また、企業を分析する際に利用される財務情報にはどのようなものがあり、それはいかにして作成されるのかといった作成プロセスなどについて考察した。

第III部「経営分析各論」では、経営分析の手法である収益性、成長性、流動性、生産性、資金、損益分岐点の各分析方法をとりあげ、その技法について概説した。

第IV部「経営分析特論」では、連結企業集団に関する分析や、非営利企業である病医院の会計制度および経営分析といった経営分析の応用についてとりあげ、検討を加えた。 (「序文」より)
 
 目 次

第I部 コンピュータ会計概論

1章 コンピュータ会計の基礎知識
     1.1 コンピュータ会計の基礎
     1.2 情報機器の類型化

2章 コンピュータ会計の構造
     2.1 コンピュータ会計の必要性
     2.2 手作業による会計とコンピュータ会計の相違点
     2.3 コンピュータ活用のメリット

3章 コンピュータ会計の意味と特徴
     3.1 単独システムの限界
     3.2 ネットワーク環境における運用
     3.3 秘密保護(セキュリティ)

4章 会計システム導入のプロセス
     4.1 周辺機器の機能および仕様の確認
     4.2 ハードウェアの用意
     4.3 ソフトウェアの準備 ―ソフトウェアの選定―
     4.4 ソフトウェアのインストール
     4.5 導入のための処理 ―初期登録―

5章 コンピュータ会計ソフトの導入処理
     5.1 伝票の入力方法
     5.2 期中の会計処理
     5.3 帳票類の出力機能
     5.4 データ処理 ―バックアップ―

第II部 経営分析総論と会計情報

6章 経営分析の基礎
     6.1 企業の経営活動と経営分析
     6.2 経営分析の意義と目的
     6.3 経営分析の対象と特徴
     6.4 経営分析の方法
     6.5 非財務情報の活用

7章 会計情報の意義と役割
     7.1 企業会計の意義
     7.2 経営分析のための会計情報の役割

8章 財務諸表の意義と内容
     8.1 会計情報の種類
     8.2 財務諸表と会計諸則

9章 損益計算書の意義と体系
     9.1 損益計算書の本質
     9.2 損益計算書の基本原則
     9.3 損益計算書の様式
     9.4 損益計算書のしくみ

10章 貸借対照表の意義と体系
     10.1 貸借対照表の本質
     10.2 貸借対照表の基本原則
     10.3 貸借対照表の様式
     10.4 貸借対照表のしくみ

11章 製造原価報告書の意義と体系
     11.1 製造原価報告書の意義
     11.2 製造原価報告書のしくみと様式
     11.3 製造原価報告書と損益計算書・貸借対照表との関係

第III部 経営分析各論

12章 企業収益性分析の方法
     12.1 企業収益性分析の意義
     12.2 資本利益率の分析
     12.3 売上高利益率の分析
     12.4 売上高費用構成比率の分析
     12.5 資本回転率の分析

13章 企業成長性分析の方法
     13.1 企業成長性分析の意義と内容
     13.2 企業成長のための条件
     13.3 成長性の主な要因
     13.4 成長性の分析の主な経営指標

14章 企業流動性分析の方法
     14.1 企業流動性分析の意義と内容
     14.2 流動性分析の経営指標

15章 企業生産性分析の方法
     15.1 企業生産性分析の必要性
     15.2 生産性の分析の意義と内容
     15.3 付加価値の計算
     15.4 付加価値の分配
     15.5 生産性に関する諸指標
     15.6 労働分配率の意義と内容

16章 資金に関する分析
     16.1 資金に関する分析の意義と内容
     16.2 資金計算書の内容
     16.3 資金運用表分析
     16.4 資金繰分析
     16.5 資金移動表分析

17章 損益分岐点による分析
     17.1 損益分岐点の意義
     17.2 原価・費用の分解とその方法
     17.3 損益分岐点の求め方
     17.4 限界利益
     17.5 損益分岐点比率と安全余裕率
     17.6 変動損益計算書のしくみ

第IV部 経営分析特論

18章 連結企業分析
     18.1 連結企業分析の意義と内容
     18.2 連結企業分析の目的
     18.3 連結企業分析の留意事項
     18.4 連結企業集団の分析方法
     18.5 連単比較分析 ―連単倍率―
     18.6 連結財務諸表の分析

19章 病医院の経営分析
     19.1 病医院の経営管理
     19.2 病院会計準則の構造
     19.3 病医院の損益計算書と貸借対照表の構造
     19.4 病医院分析の経営指標
     〔病院会計準則(抜粋)〕


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