オイルフィールド・エンジニアリング入門
―石油・天然ガスを開発する―

(オンデマンド版)

山崎豊彦(早稲田大学理工学総合研究センター)編

A5・200頁・定価(本体2,500円+税)
ISBN4-303-73420-9
初版1997年1月発行/オンデマンド版2002年4月30日発行

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 概 要
本書は、石油産業の上流部門に属する石油開発に関する技術的知識を、石油工学の体系に沿って、平易に紹介することを意図している。現在、石油開発はこれまでよりも一層困難な条件下で進めざるを得ないことから、新たな技術が導入されている。こうした最新の技術動向にも言及した。もとより、石油開発は経済的な活動ではあるが、ここでは取り上げない。また、下流部門に関する技術にも言及しない。

ところで、石油の開発は油田の発見すなわち探鉱から始まる。この探鉱を裏付ける科学的領域が地質学(2章、4章)と地球物理学(4章)である。発見された油田の開発に必要な知識・技術が石油工学の対象分野で、油層工学(6章)と開発工学から構成される。後者は、掘削に関する工学(5章)と生産プロセスに関する工学(8章)に分かれる。また近年コンピュータの利用技術の進歩が著しいが石油生産技術分野への最近の適用を紹介した(7章)。なお、石油産業の発展を技術開発も含めた解説(1章)および世界・日本の石油資源に関する情報と埋蔵量の定義の解説(3章)を加え、最後に石油に代わる重要資源と目されているオイルサンド、オイルシェールについてその科学的特徴や開発技術の現状などを説明した(9章)。

上記の内容を各分野の専門家に分担していただいたが、執筆に当たってはできるだけ具体的かつ平易に記述することを旨とした。したがって、その分野の専門家を別にすれば、関心をもつ一般社会人はもとより、石油工学の専門分野を目指す学生、石油開発に携わる実務者、石油経済あるいは石油情報分野の実務者にも十分に参考になるものと期待している。(「まえがき」より)
 
 目 次
1章 石油産業の成立と発展
    1.1 石油産業の誕生
    1.2 石油産業の成長
    1.3 国際資本と民族資本の対立
    1.4 日本の石油産業の成立とその経緯

2章 石油・天然ガスの成因と地質
    2.1 炭化水素鉱床成因論の移り変わり
    2.2 現在もっとも有力な炭化水素鉱床成因論
    2.3 炭化水素鉱床の形態
    2.4 炭化水素鉱床の分布状況

3章 石油・天然ガスの埋蔵量と分布
    3.1 埋蔵量のもつ意味
    3.2 世界の石油・天然ガスの埋蔵量と生産量
    3.3 日本の油田・ガス田情報
    3.4 世界の油田・ガス田情報

4章 石油・天然ガスの探鉱技術
    4.1 石油探鉱とは
    4.2 探鉱の科学と技術
    4.3 空からの調査
    4.4 地表での調査
    4.5 坑井を利用した調査
    4.6 実験室での分析
    4.7 これからの探鉱技術

5章 石油・天然ガスの掘削技術
    5.1 掘削技術の進歩
    5.2 掘削技術
    5.3 現在の掘削技術
    5.4 最近の掘削法とその装備

6章 石油・天然ガスの流動原理と回収技術
    6.1 炭化水素の回収法と回収率
    6.2 岩石内の孔隙構造と流体流動
    6.3 二相流
    6.4 流体特性
    6.5 採油増進法(EOR)

7章 石油開発技術におけるコンピュータ利用
    7.1 石油開発技術分野とコンピュータ利用
    7.2 データベース
    7.3 データ解釈とコンピュータ・グラフィックスの利用
    7.4 油層シミュレーション

8章 石油・天然ガスの生産技術
    8.1 石油・天然ガスの生産条件
    8.2 生産流体と流体の物性
    8.3 生産井の構造
    8.4 集油・集ガス
    8.5 原油の処理
    8.6 天然ガスの処理
    8.7 海洋の生産システム

9章 非在来型石油・天然ガス資源
    9.1 非在来型とは
    9.2 天然ビチューメンとヘビーオイル
    9.3 オイルシェール
    9.4 タイトサンドガス
    9.5 シェールガス
    9.6 ジオプレッシャードガス
    9.7 コールベッドメタン
    9.8 ガスハイドレート
    9.9 深層天然ガス


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